ボス家の１日(後編)。

続きm9( ・∀・)






















一通りお昼のテレビ番組を堪能して
ふと気づくと、リビングにもタルが置いてありました。
ボスがゴミ置き場から拾ってきたやつですね。
利用できるモノは容赦なく利用する。
これが、パッショーネをここまで築き上げてきたディアボロの信条。






















ドォーン！
突然、タル大爆発。
燃え盛った炎に包まれる中、ドッピオは思いました。
「このヴィジョン…以前にもどこかで…ッ！」
全てが灰になったクリスマスパーティーの恐怖がよみがえります。
永遠に死に続けるのはボスだけで結構。






















なんだ…ただのタル爆弾か。
急いで消火器で消火していると、ちょうどボスが帰宅。
「大丈夫かドッピオー！」
あんたが拾ってきたタル爆弾のせいだよ。
これが大タル爆弾G２だったら、即死してたよ！



























あわや爆死という惨事に見舞われ、怒り心頭のドッピオでしたが
ボスはそんなこと聞いちゃあいません。
どうやらスリの稼ぎは上々だったらしく(絶対キンクリ使ってる)
なんと初仕事でいきなりの昇格。
『怪しいブツの運び屋』
にジョブチェンジしたぞッ！！
日給も200円にアップ！
次のジョブチェンジには、鈍った身体を少し鍛える必要がありそうです。






















いみが、わから、ない。
なぜ昇格祝いに賞味期限ギリギリの日の丸弁当なのかが分からない。
どう見てもスーパーの見切り品か廃棄弁当です。
今日の給料140円はどうしたの！？






















初任給で、体を鍛えるための謎の器具(中古)を買ってきていた…。

ガッシャン　ガッシャン！

昇進に意欲的なのはよいことです。
よいことですけど、どうせ買ってくるなら
もっとほかに必要なモノがあるんじゃあないか？
…とドッピオはいうのも面倒になったので、放置する方向にしました。






















運び屋に昇格したお陰で、勤務時間が変わりました。
パッショーネで言うところの麻薬チームの下っ端あたりか。
ガッシャンガッシャンと体を鍛え
休むまもなくそのまま真夜中にご出勤です。
中年になって再び青春を取り戻したボス。
アドレナリン出まくりだねッ






















また１人になってしまったドッピオは
暇つぶしにお絵かきを始めました。
とりあえず顔を忘れないように、ボスの肖像画を描くことにします。
ボスの肖像画があれば１人でお留守番のときも
全然寂しくないよ！






















キラキラきゅぴ～ん☆
…リアルすぎます。
リアルすぎて気持ち悪いです！
こんなモノを寝室なんかに飾った日には、悪夢にうなされること間違いなし！
しかしよく見ると、なかなか男前に仕上がってますね。
あの中年がドッピオの目にはこう映ってるんだね。
さすが凡人とは一味違うぜ。






















ボス(美化５割り増し)に見守られて就寝。






















とおもったら、いつの間にかボスがご帰宅していました。
へタレドッピオの隠された才能を大賛辞しています。
どちらかというとこのしむ王町では
ヘタレなのはボスのほうなんですけど。
描いた絵は売ることもできますが、時間かかる割に安いんだ…。
ドッピオの内職どうしようかね？






















ボスは相変わらず、ガッシャンガッシャン！
ギャングスターへ返り咲く日はまだ遠い。

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